同コンテストは、1997年に開学した環境情報学部(現:環境学部・メディア情報学部)の一期生らが発起人となり、実行委員長を中村雅子教授(メディア情報学部 社会メディア学科)が務めて、今年で3回目を数えます。コロナ禍においても昨年同様、本学の学生および若手研究者を対象にオンラインで事前説明会を開催、実際にエントリーのあった11チームの中から、書類審査を通過して最終選考に残った5チームが、卒業生有志の指導によるブラッシュアップを経て21C教室でのコンテストに臨みました。
今年度の審査も、本学の卒業生でもある起業家の皆さんにご依頼し、第1回から不動のメンバーで、審査員長を株式会社オールアバウト代表取締役社長兼CEOの江幡哲也 氏(1987年電気工学科卒)、審査員を株式会社デジタルシフトウェーブ代表取締役社長の鈴木康弘 氏(1987年電気工学科卒)、アイロボットジャパン合同会社代表執行役員社長の挽野 元 氏(1992年電気工学専攻修了)、株式会社トリドールホールディングス執行役員CIO兼CTO BT本部長の磯村康典 氏(1993年機械工学科卒)という豪華なメンバーに務めていただきました。
当日は各チームとも、質疑応答を含めた15分の持ち時間を存分に使って、集客のアイデア、サービスの優位性、必要な資金等のビジネスプランを具体的にプレゼンテーションしました。その後の厳正な審査を経て、優秀賞には美容院や古着といった身近な課題をテーマとした2つの提案「Rehair」と「KOROMO」が、最優秀賞には、テクノロジーを活用して社会問題を解決するサービスを提案した「残土発見くん」が選出されました。
江幡審査員長の講評では、「全てのプランが社会性を考えられていて良かった。テクノロジーが物事を変えていく時代なので都市大らしい技術の方面で活路をみいだしてほしい」とのエールを頂きました。

中村実行委員長による開会宣言

三木学長による開会挨拶

プレゼンテーションの様子

質疑応答の様子

オールアバウト 江幡審査員長による講評

発表者と審査員、実行委員長による集合写真
中央は最優秀賞受賞の柳さん
ビジネスプランを発表した5チームとそのプランの概要は下表の通りです。
ビジネスプラン名 |
発表者 |
プラン概要 |
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SnowPORTS |
酒井智規(理工学部 機械工学科 1年) |
スキー場レンタルショップの課題を解決 |
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Rehair |
進藤一馬(情報工学部 情報科学科2年) |
美容院に通う顧客と、美容師の課題を同時に解決するサービス |
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KOROMO |
柏倉 優衣美(工学部 医用工学科 3年) |
女子大生のための古着活用サービス |
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老朗サポート |
程原菜生(都市生活学部 都市生活学科 1年) |
事務負担削減+地域交流サポートでの高齢者クラブ活性化サービス |
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残土発見くん |
柳 圭亮(理工学部 機械システム工学科 1年) |
衛星データを活用して、違法な残土を早期に発見するサービス |