日本経済・産業界を支えるグローバルな技術者を育成
技術者にとって最も大切なのは問題を発見し、それを解決する能力。そしてその力を適切な言葉で相手に伝えることのできる能力です。機械工学科では、日本語で論理的に物事を考え、記述し、発言できる能力はもちろん、国際社会で活躍できるようにグローバルなコミュニケーション力を強化。また、実験・実習・卒業研究などさまざまな体験学習を通じて、あらゆるプロセスにおける力学と設計科学に基づいた工学的デザイン力を養い、知力、技術力、専門力に加えて豊かな人間力を備える理想的な技術者育成を目指します。

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お知らせ一覧学科の特長
学習・教育目標
工業製品や、その生産工程が、地球環境や社会に及ぼす影響について考えることができ、また、技術者の責任を理解しながら、「ものづくり」を遂行できる能力を育成します。
自己の能力を磨き、技術者としての理想の姿を模索しながら、専門領域を深めるための持続可能な自立的学習能力を育成します。
日本語で論理的に物事を考え、記述し、発信できる能力、また、世界で活躍できるコミュニケーション基礎能力を育成します。
数学、物理、化学などの、機械工学の基礎学問に加え、材料力学、機械力学、流体力学、熱力学、材料学、加工学を中心とする専門知識を習得し、それらを融合させながら、問題解決を進めることができる能力を育成します。
実験、実習および卒業研究などの体験学習を経験することにより、技術者として自ら問題を発見し、周囲と強調しながら、その解決策を積極的に進め、結果を工学的に導くことができる機械デザイン能力を育成します。
創成工学を重視した教育体系、卒業後の選択肢も多様
広範囲にわたる機械工学の専門分野を、段階的かつ体系的に修得できるよう工夫しています。
社会に出たとき必要とされる創造力や開発力、技術的な感性を自然に養えるよう、実験・実習・工場見学など体験的・実践的な「創成工学」を重視しています。
卒業後の選択肢が、自動車・産業機械・精密機器業界など多岐にわたり、かつ、就職に有利であるようにと、経済・産業界から高く評価されている研究室を数多く設置しています。
進路・資格
就職
活躍できるステージは、一般企業はもちろん、教育機関・団体や、官公庁、自治体など。基礎研究分野や、機械(製品)設計・製造、機構・実装設計、制御技術設計、生産技術、生産管理、マネジメント、コンサルティングなど、さまざまな職種で実力を発揮できます。
機械工学科および機械専攻 機械工学領域
業種別就職状況 2020年度

- 製造業(輸送用機械器具)
- SUBARU/いすゞ自動車/本田技研工業(Honda)/三菱自動車工業/スズキ/総合車両製作所/トヨタ自動車/日野自動車/NOK/小糸製作所/河西工業/昭和飛行機工業/オーテックジャパン/JR東日本テクノロジー/東京航空計器
- 製造業(一般機械器具)
- 日本精工/オルガノ/東京技研/小松製作所/SMC/THK/住友重機械工業/東芝エレベータ/不二越/東京自働機械製作所/クボタ空調
- 製造業(精密機械器具)
- シチズン時計/キヤノンメディカルシステムズ/タツノ/長田電機工業/横河マニュファクチャリング/三友製作所
- その他
- 日産オートモーティブテクノロジー/東芝インフラシステムズ/日本工営/メイテック/アルトナー/アネブル/VSN/エスユーエス/フューチャーアーキテクト/プログレス・テクノロジーズ/ナスコ/キリンビジネスシステム/ホンダテクノフォート/日立金属/アルファ/大久保歯車工業/藤堂工業/岐阜多田精機/三機工業/田辺工業/JR東日本メカトロニクス/横浜プラントデザイン/日立製作所/芝浦メカトロニクス/三波工業/日本コネクト工業/大成建設/前田建設工業/日揮ホールディングス/防衛省(自衛隊・総合職等含む)/埼玉県警察本部/川崎市役所/日本航空/相模鉄道/山崎製パン/第一屋製パン/京三製作所/三菱電機特機システム/オカムラ/凸版印刷/山下ゴム/河合楽器製作所/東電設計/ケーユーホールディングス/ランドネット/ヤマリア
大学院進学
学部・学科卒業後に更なる高度知識の習得を望む学生のために、大学院への道が開かれています。社会的な要請も、高度な専門知識をもつ機械技術者・研究者を求める方向にあります。本学大学院機械専攻(機械工学領域)では学生個々の創造力、独創力、種々の問題解決能力を養い、機械技術者・研究者としてのセンスを磨くことで、より大きな社会的貢献の果たせるエンジニアを養成しています。
取得できる資格
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中学校教諭一種免許状(数学)
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高等学校教諭一種免許状(数学)
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中学校教諭一種免許状(技術)
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高等学校教諭一種免許状(工業)
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技術士(機械部門)
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◎
技術士補(機械部門)
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◎
卒業生全員が得られる資格
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卒業生全員が受験資格を得られる資格(2年間の実務期間が必要)
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◆
卒業生全員が受験資格を得られる資格
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所定の単位を修得すると得られる資格(実務・研修・講習を含む)
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◆
所定の単位を修得すると受験資格が得られる資格
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資格取得の際、試験科目の免除など、必要な条件の一部が免除となる資格
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任用資格として所定の単位を修得すると得られる資格
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めざせる資格
研究室
内燃機関工学研究室

持続可能な社会の実現を目指したゼロエミッションパワーソースの研究2050年を見据えた日本のグリーン成長プログラムに呼応したゼロエミッション(ZEM)エンジンに向けて、カーボンフリーの革新的水素燃焼システムや、熱や摩擦によるエネルギーの損失低減の研究を行っています。水素研究は、次世代高効率&ZEMエンジンの要素研究を進めています。また、損失低減の研究では、薄膜センサ等の独自手法で研究を行い、国内外との産学共同研究を数多く手掛けています。
- 機械工学科
- 三原 雄司 教授/伊東 明美 准教授/及川 昌訓 講師
- KEYWORD
- 分析・計測・制御 エネルギーと環境 熱機関・熱工学・熱伝導 環境
- LINK
- ・準備中
機械力学研究室

模型実験とシミュレーションから自動車衝突を解明する自動車衝突時における車体構造と乗員の安全について、縮尺模型実験とシミュレーションの両面から検討を行っています。乗用車だけでなく今後実用が広まるミニカーや、交通弱者である歩行者と自転車乗員など幅広く検討しています。車体構造については荷重伝達の観点から評価して、効率の良い構造の模索を行っています。また、東京大学生産研究所との共同研究としてドライビングシミュレータを用いて運転支援システムの構築と運転のしやすさの両立を検討しています。
- 機械工学科
- 槇 徹雄 教授/櫻井 俊彰 准教授/杉町 敏之 准教授
- KEYWORD
- 分析・計測・制御 材料・力学 メカトロニクス
- LINK
- ・準備中
材料力学研究室

機械構造物の安全性、使いやすさ、高付加価値化の実現実験と解析から構造物の安全性を検証し、事故の無い、あるいは、高付加価値な設計を提案しています。航空機は、軽量化と高容量化というトレードオフの設計要求があり、解決策として、メンテナンスを行いながら構造物の安全性を維持する方法とサンドイッチパネルのような軽量で高性能な複合構造物を創造する方法があります。本研究室では、これら二つの方法によって、利用者あるいは設計の現場での要求事項を満足できるような研究計画を創造し、改善策を提案しています。
- 機械工学科
- 小林 志好 准教授/岸本 喜直 准教授
- KEYWORD
- 分析・計測・制御 材料・力学 材料・強度評価 機械設計
- LINK
- ・準備中
流体工学研究室

流体の運動に伴う現象や流体機械に関する先端的研究「流れの可視化」、「流体機械」、「マイクロ流体」を柱に、流体の運動に関する現象の解明や流体機械の開発に取り組んでいます。主にPIVによる流れ場の可視化や流体機械によるエネルギーの有効利用、マイクロ・ナノ工学と流体工学の融合による最先端の研究を行っています。
- 機械工学科
- 大上 浩 教授/冨士原 民雄 准教授/西部 光一 准教授
- KEYWORD
- 分析・計測・制御 流体
- LINK
- ・準備中
機械材料研究室

材料研究・材料開発を通してサステナブル社会に貢献複合材料・表面改質材料といった先進金属材料の強度特性の予知と制御に着目し、新しい材料評価・試験システムの開発を行っています。金属材料の他にも、イオン性高分子やナノ構造制御を用いた高機能性表面の開発とその発現メカニズムの解明、粉末冶金的手法を用いたホウ素系熱電材料・超硬材料の開発等、多種多様な材料開発を行っています。また、研究活動の一環として、開発した材料の性能を測定するための装置作製も行います。
- 機械工学科
- 白木 尚人 教授/藤間 卓也 教授/丸山 恵史 准教授
- KEYWORD
- 分析・計測・制御 材料・強度評価 材料・素材開発 材料・素材加工
- LINK
- ・準備中
表面加工研究室

材料の性能を決める重要なポイント、それは表面である金属やセラミックス材料の表面を物理的・化学的に加工処理することにより、その性質を向上させたり、新たな機能を加える研究を行っています。そのアプローチは「金属皮膜をめっきする」、「工具で削る・磨く」、「微粒子をぶつける」などと多岐にわたります。目指す表面も、目的に応じて超平滑であったりナノスケールの微細構造を有していたりとさまざまです。また、リサイクリングなど環境保全の研究にも重点をおいています。
- 機械工学科
- 佐藤 秀明 准教授/亀山 雄高 准教授
- KEYWORD
- 分析・計測・制御 環境 材料・強度評価 流体 材料・素材開発 材料・素材加工
- LINK
- ・準備中